【pandebono】
アボカドグリーンのお皿によく映える黄色い満月のようなパンデボノ。見よこの愛らしい姿!
パンデボノ&パンデユッカ --33秒の朝ご飯--
 クィーンズはアストリアのはずれにあるこのアパートに引っ越してきて早1年半。マンハッタンと違って 近所にお洒落なカフェやブティックはなくても、住み心地はなかなかです。
 引っ越してまずはまったのが近所にあるコロンビアのパン屋さんのチーズパン、パンデボノ。淡い黄色で満月のように真ん丸の愛らしい姿。お米の粉とチーズからなる生地 はほとんど洗濯のり状に糊化していてもちもちした食感。ブラジルのチーズパン、パンデケージョによく似ています。直径8センチほどの大きさは、朝ご飯やちょっとお腹がすいた時にぴったりの量。 これを電子レンジでふかふかにして食べるのが私の定番朝ご飯。週に一度7個ぐらい買い置きしてそのまま冷凍。朝起きて目も覚めきらぬうちにカチンカチンに凍ったパンデボノを お皿に乗せて、電子レンジで33秒。その間にジュースをグラスに注げば、世界一簡単で満足度も高い朝ご飯のできあがり、という訳です。

 姉妹品(?)のパンデユッカはユッカ(キャッサバ)というお芋の一種から作るパン。もちもちした食感はパンデボノと同じだけど、 チーズが入っていない分あっさりしていてくせがなく外側も柔らか。真ん中がくしゃっとなっていて見かけの可愛さではパンデボノには到底かないませんが、前の晩のディナーがヘビーだった朝はこちらに自然と手が伸びます。
 一時期パンデボノに飽きてこちらにはまって以来、周期的に交代でパンデボノとパンデユッカの登場回数が増えます。

 英語があまり通じないこのパン屋さんに行きだして、スペイン語で「ミルク入りコーヒー砂糖抜き(カフェコンレチェ、ノーアスカ)」と言えるようになりました。見た目はホントに近所のパン屋って感じだけどコーヒーやプリン、ケーキも結構おいしいんです、ここ。  近所においしいパン屋さんがある、というのは実は住み心地を左右する結構重要なポイントだと思いませんか?私は絶対そうだと信じて疑いません。


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